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【箕面エコトラック踏破:ハイク編 #03】勝尾寺トレッキングルート

2026.06.21

箕面エコトラック・ハイク編、早くも第3弾!

今回も例のごとく「まあ余裕やろ」と、ほぼ下調べゼロのノープランで突撃してきました。

道中で猿の大群に遭遇したり、静寂に包まれた開成皇子のお墓に心打たれたり。

さらには勝尾寺で無数のダルマに圧倒されたりと、見どころはまさに満載です。

……が、結果から言いましょう。

帰る頃には、両足が完全に「生まれたての子鹿」と化していました

総距離14.4km、獲得標高1045m。散歩気分という甘い考えと共に、ぼくの膝が静かに削られ散っていった「勝尾寺トレッキングルート」の全貌をお届けします!

勝尾寺トレッキングルートの概要




阪急箕面駅

勝尾寺大鳥居
片道ルート
距離
14.4km

所要時間
5時間20

体力レベル


まずは、今回のトレッキングルートのおさらいから。

阪急箕面駅をスタートし、観光客で賑わう舗装された「滝道」を抜けて本格的な山道へ。

勝運の寺として知られる「勝尾寺」を経由したあと、麓の街中にそびえる勝尾寺大鳥居にゴールするワンウェイのコースです。

ただ、先ほども触れたとおり、総距離約14kmに加えてアップダウンもなかなかのハード設定

日頃の運動不足に自覚がある方は、どうか心してかかってくださいね。笑

公式のルートマップを見る

実際に歩いてみた

それではここから、実際にコースを巡った様子を写真とともに振り返ります。

阪急箕面駅〜箕面大滝|新緑の滝道を抜ける

旅のスタートは、阪急箕面駅。

いつも通り、滝道をのんびりと登っていきます。

いつ来ても瀧安寺の厳かな空気には、心があらわれる気がしますね〜。

今回は6月に歩いたということもあり、新緑がとにかく美しい。

春夏秋冬、それぞれでまったく異なる顔を見せてくれるのも、この滝道の魅力ですよね。

阪急箕面駅から4〜50分ほど歩いたところで、箕面大滝に到着しました!

ん〜、マイナスイオンたっぷりで最高に気持ちがええです!

箕面大滝〜登山口|猿の大群に出会う

大滝のマイナスイオンでリフレッシュしたところで、いよいよ本番。ここからは少しだけ一般道を経由し、ガチの山道へと足を踏み入れていきます。

まずは、来たばかりの滝道をUターン。すると、すぐに駐車場へ続く分岐が現れるので、ここは左側の坂道を登っていきます。

いきなりの急坂に早くも息が上がりますが、登り切った先にはご褒美のようなこの景色!

ここからほんのちょっとだけ舗装された一般道を歩くと、

百年橋

「百年橋」という小さな橋が見えてくるので、そのまま渡ります。

橋の先にある「B-6」と書かれた看板が、非日常への入り口。

ここを右折して階段を登り、ついに本格的な山の中へ(まあ、今まで歩いてきた場所も十分「山」なんですけどね)。

そして、鬱蒼とした木々の中を進むと……

 

お店の外観

 

お店の外観



なんと、猿の大群に遭遇!

これまで箕面で数匹の猿を見かけることはありましたが、10匹以上の群れに出くわすのは初めての経験です。



生まれたばかりの赤ちゃん猿もいて、家族で毛づくろいをしたり無邪気に遊んだりしています。

驚かせないよう息を潜めていると、あっという間に1時間が経っていました。

お母さんが赤ちゃんを持ち上げている

箕面の滝からほんのちょっと歩いただけで、こんな光景に出会える。

街と大自然がグラデーションのように溶け合うこの距離感こそが、箕面という街の豊かさですよねえ。

ほんと、良いところだ。

登山口〜ビジターセンター | 猿の余韻と、三十路の試練

お猿さんたちからたっぷりとパワーをもらい、テンション高めでトレッキング再開!

……と意気込んだものの、そんな興奮を容赦なくへし折るような急登が待ち受けていました。普通にめちゃくちゃ登らされます。笑

たまらず、しばし休憩。ふだん一日中パソコンの前に座りっぱなしの三十路の足腰には、この傾斜がゴリゴリに応えますわ……!

ぜぇぜぇ言いながら登っていくと、大きめの分岐にぶち当たりました。

案内板によると、今回のルートは「政の茶屋園地(箕面ビジターセンター)」と書かれている右方向ですね。

分岐を曲がると、風通しのいい尾根道が。キツい登りのあとの平坦な道、やっぱり最高ですね。

先ほどの分岐から歩くこと15分ほど。ようやく「箕面ビジターセンター」に到着!

……が、これでまだ半分にも達していないという事実からは目を背けたいと思います。

ビジターセンター〜勝尾寺|膝ガクガクで勝尾寺へ到着

ここからしばらくは、「東海道自然歩道」の区間に入ります。

東海道自然歩道の入り口

ご存知の方も多いかもしれませんが、東海道自然歩道は東京の高尾山から大阪の箕面まで続く、全長1,000km以上の長距離自然歩道。

その西の起点が、まさにこの箕面ビジターセンターにあるんです。

以前からずっと気になっていた道だったので、「ついに初踏破か〜」なんてウキウキ気分で足を踏み入れました。

……とか余裕をぶっこいていた自分を、小一時間ほど問い詰めたい。

事前に地図で見た限りでは「なだらかな道なのかな」なんて勝手に想像していたのですが、とんでもない。容赦のない急登がこれでもかと続きます。

息を切らして無心で登り続けていると、突如として立派なお墓が現れました。「開成皇子(かいじょうおうじ)」のお墓です。

開成皇子は、なんとあの「平安京」を作った桓武天皇の異母兄。弟が天皇として都に君臨する一方、兄である開成はこの箕面の山奥にこもって勝尾寺を開いたそう。

「権力争いの都なんかより、山やろ」……と達観していたかどうかは分かりませんが、なんとも箕面にふさわしい人物じゃないでしょうか。

天皇の息子のお墓とあって現在は宮内庁が管理しており、こんな山奥とは思えないほど綺麗に手入れされていましたよ。

さらに進むと、箕面の山を歩き続けて数十年という大ベテランのご主人と遭遇。これも何かのご縁ということで、しばしご一緒させていただくことに。

道中、またしても立派なお墓のような建造物を発見。ベテランのご主人なら当然知っているだろうと思い、尋ねてみました。

ぼく「これなんですかね〜?」

ご主人「……分からん。」

そんな和やかな(?)やり取りもありつつ、東海道自然歩道の区間はここで終了。「J-6」ポイントの看板が指し示す通り、勝尾寺園地の方へとルートを変えていきます。

ちなみに、写真ではあまりキツさが伝わっていないかもしれませんが、この区間が今回のルートで一番の急登でした。

そして、ここからは一転してガンガン下っていきます。

下りは自分の体重がダイレクトに膝に乗っかってくるので、これまた地味にしんどい……!

ガクガクになり始めた膝と相談しながら下りきり、勝尾寺園地に到着!

ここから数分歩くだけで……

本日のメインスポット、勝尾寺に到着です! ようやく着いた〜!!

勝尾寺〜大鳥居|旧参道を下ってゴールへ

ちょうど紫陽花が見頃を迎えていたので、のんびり観賞していくことに。

勝尾寺は季節ごとに桜やシャクナゲ、紫陽花、紅葉など様々な植物が咲き誇るので、いつ訪れても違った景色を楽しめるのがいいですね。

この先が帰り道

さて、勝尾寺をひと通り満喫したところで、あとはゴールへと向かうのみ。

帰りは来た道を引き返すのではなく、勝尾寺の入り口前にあるこちらのルートへ入っていきます。

入って早々、なかなかの急な登り坂。疲れた足には堪えますが、ここを越えればあとは基本下りなので気合いで乗り切ります……!

実は今歩いているこの道は「勝尾寺旧参道」と呼ばれる歴史ある古道です。

道沿いには距離を示す「町石(ちょうせき)」が点在しているのですが、なんとそのうち8基は鎌倉時代に建てられた日本最古のもの。

ゴールの「大鳥居」まで、こんな歴史を感じながら歩けるのも当ルートの醍醐味です。

帰り道で唯一迷う可能性があるとすれば、この「C-2」地点かな?

道が2手に分かれていますが、どちらへ進んでも最終的に合流して「C-1」へと辿り着くのでご安心を。好きな方を選んで大丈夫です。

あとはひたすら山道を下り続けて……

お、なんか池が見えてきました!

そしてついに、見慣れた街の景色が!

ただ、下り切ったここがゴールではありません。コンクリートの道を歩いて、最後の目的地を目指します。

歩くこと数分、ついにゴールの「勝尾寺大鳥居」へ到着しました!

「なんでこんな街中にこんなデカい鳥居が?」と思うかもしれませんが、大昔はこの鳥居から先がすべて勝尾寺の神聖な領域(参道)だったそうです。

朝8時半に阪急箕面駅を出発して、現在の時刻は17時半。時計を見てびっくり、丸9時間の長丁場です。

道草を食ったり、猿の家族を息を潜めて観察したり、ベテランのご主人と談笑したりと、かなりゆったりペースだったとはいえ、かなりのボリュームでしたね。笑

さすがにかなり疲れましたが、それ以上に大満足の一日でした!

ルート詳細・お役立ち情報




阪急箕面駅

勝尾寺大鳥居
片道ルート
距離
14.4km

所要時間
5時間20

体力レベル


それでは改めて、今回歩いた「勝尾寺トレッキングルート」についておさらいしていきましょう。

距離14.4km、公式の所要時間は5時間20分ほど。獲得標高も1045mとしっかりあるため、実際に歩いてみると想像以上にハードな道のりです!

……と脅してしまいましたが、日ごろから運動している方ならまったく問題ないでしょう。シンプルにぼくの体力がへぼいだけです。笑

公式マップでルートを確認

出典:ジャパンエコトラック(薄紫色のラインが今回のコース)

滝道の癒やしから始まり、本格的な急登エリア、東海道自然歩道、そして歴史ある勝尾寺旧参道まで。

箕面の自然と歴史を余すことなく堪能できる、超充実のワンウェイコースになっています。

公式のルートマップを見る

お役立ちチェックリスト

トイレ:スタートの阪急箕面駅、箕面大滝周辺、箕面ビジターセンター、勝尾寺などにあります。

自販機:駅周辺やビジターセンター、勝尾寺で補充可能です。長丁場になるので、水分の確保はマスト!

服装:ガチの山道や急登が続くため、しっかりとした運動用や登山用のウエアがおすすめ。汗をかくので体温調節しやすい服装で挑みましょう。

靴:14km以上歩くうえに足場が悪い場所も多いので、トレッキングシューズ(登山靴)推奨です!

持ち物:十分な量の飲み物、汗拭き用のタオル。あとは猿の大群に遭遇しても驚かずにそっと見守る心!

まとめ

駅前の日常風景からスタートし、野生の命が暮らす森を抜け、歴史ある勝尾寺を経て、再び街中の大鳥居へ。

たった1日のトレッキングで、街と大自然、そして歴史の間を何度も行ったり来たり。

翌日はもれなく筋肉痛確定ですが、ぜひこのディープな箕面を味わってみてくださいね!

あとがき
「息を潜めて観察」とかっこつけて書いていますが、猿の大群を前にした内心は「目ぇ合わせたらアカン、殺られる…!」と冷や汗ダラダラ。ふだんは散歩中のトイプードルにすらスッと道を譲る男です。

箕面が好きすぎるあまり、勢いで「MINOH LIFE」を立ち上げてしまった人。 本業はフリーの編集者・ライター。Webメディアのディレクションをはじめ、企画から取材・撮影・執筆、そしてサイト制作まで一貫して手がけています。 ▍略歴 ・新卒で旅行会社『阪急交通社』にて法人営業に従事 ・その後、アウトドアメディア『CAMP HACK』編集部を経て独立 ▍これまでに携わったメディア・企業さま ギズモード・ジャパン、GO OUT、楽待新聞、サンケイリビング新聞社、PR TIMES、デザインプラス(TCD)、バイチャリジャーナル、訪日ラボ、ナレソメノート ほか多数 → お問い合わせはこちら

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